2020/11/02 12:13
稲刈りが終わり、掛け干しをしながら脱穀を進めています。
長雨やウンカの被害もありましたが、今年も無事に収穫できたことに感謝です◎
300年以上の歴史がある原井出(用水路)でお米づくりを始めて4年。
天空に浮かぶような棚田での作業は、お日さまや雲や青い空や、場合によっては(日が暮れても作業をしている時は…)お月さまや星と会話をしている気分になります。豊かに流れ続ける原井出の水には、身も心も浄化されるよう。
一足先に少しだけ籾摺りをして、いただいた新米は、
そんな田んぼのキラキラした空気や清らかな水の流れの記憶が詰まっている気がしました。
今年は3品種を育てました。
◎旭一号(うるち米)
お米づくり師匠の本田さんから受け継いだ7年目の旭一号。
今年もたくましい稲姿で育ちました。2枚の田んぼでウンカの被害があったのですが、ウンカに茎から汁を吸われても倒れず、しっかりした稲でした。お米アレルギーのお子さんがいるお母さんから指名買いをしていただく旭一号。掛け合わせのない原種のお米はお米アレルギーの方にも負担なく食べていただけるそうです。鮨飯として人気があった大粒のお米は、噛めば噛むほど味わいがあります。
https://hakkounouen.buyshop.jp/items/16039759
◎穂増(うるち米)
300年前の肥後米を復活させた森賢太さんから譲り受けた2年目の穂増。
実は、去年の新米の時期は穂増の販売を見合わました。食べてみて「…美味しくない」と思ったからなんですが、梅雨頃に食べてみたらとっても美味しかったんです。昔の品種はあっさりした味で、モチモチ甘い今の品種を食べ慣れていると「美味しい~♡」という感じにはならないのですが、それにしても「ん???」という味で…それが時間を置いたら美味しくなった。強い抗酸化力のなせるワザなのでしょうか。今年の穂増はどうでしょう。
https://hakkounouen.buyshop.jp/items/27918817
◎緑米(もち米)
お餅にしたり甘酒にしたり、発酵農園の毎日に欠かせない4年目の緑米。
紫がかった黒い穂が宝石のように美しい古代米です。アフリカの野生動物のような、しなやかな強さと気品ある佇まい。緑米の田んぼの美しさにはハッとさせられます。刈ったあとの茎の内側が紫で、また見とれてしまいます。
黒い穂のなかは、緑がかった玄米です。この緑色は血液浄化や精神安定に効果があるそうです。お餅にした時に柔らかいのが特徴。普段のごはんに少し混ぜて炊いてもよいです。発酵農園名物の甘酒は緑米の玄米でつくっています。
https://hakkounouen.buyshop.jp/items/16041121
それぞれに物語のあるお米たちをお届けできるのを楽しみにしています。
籾摺り後に販売開始しますので、しばらくお待ちくださいませ。