2024/02/01 09:06

能登半島地震から1ヶ月が経ちました。

被災地では厳しい状況が続いていると思いますが、
被災された方々、動物たち、どうか辛い思いが少なく過ごせますように。

1月にお買い上げいただいた金額の10%を被災地支援のため寄付させていただきます。

NPO法人 BOND&JUSTICEに12,000円を寄付いたします。
BOND&JUSTICEの活動報告はこちらをご覧ください。
地震直後に能登に入り今も毎日あたたかい食事の炊き出しをしてくれています。

また、当初予定していませんでしたが、茅葺古民家復旧に10,000円を寄付します。
20歳代に熊本市内で10年間毎月オーガニックマルシェ(アースデイマーケット)を続け、
2019年に地元の石川県七尾市にUターンした米農家、森賢太ことモリケン。
熊本県在来米である「穂増」の資料を発見し、ジーンバンクから40粒の種を取り寄せ復活。
発酵農園の穂増もモリケンの種を引き継がせてもらっています。

今回の能登半島地震でオープンしたばかりの民泊古民家が半壊。
ボランティア拠点として活用しながら民泊再開に向けて古民家復旧を目指すとのこと。
資金集めのためクラウドファンディングを行なっています↓↓↓

熊本日日新聞に能登地震被災直後のモリケンの記事。

熊本地震も経験しているモリケンの中日新聞2021年の記事。

同じ農家であり、熱意とエネルギーあふれる若手のモリケンを応援したい!
「とにかく応援リターン 1万円」コースに寄付させていただきます。

支援の輪に加わってくださった皆様、ありがとうございます。


各地の災害支援を経験している方から「被災地の状況が毎回同じ」という声を聞きました。
災害への備え、喉元過ぎるとなおざりになってしまうのですね。
家庭での災害への備え、皆さま改めて見直してくださいね。
私は鎌倉で防災マップづくりのワークショップに参加して、とても良かったです。
地形や歴史を紐解くので地域への愛着もわき、地域のつながりもでき、災害への備えもできる。
家庭での備え、地域での備え、とても大切です。


ここ数年、地震や豪雨などの自然災害が多発しています。
それもまた自然からのメッセージだという気がしてなりません。

自然災害を経験することで、
人の暮らし方や価値観が変わっていくのではないかと思います。

私は東日本大震災当時、神奈川県に住んでいました。
職場は横浜の埋立地にある大学附属病院。通勤はモノレール。
地震を経験して、それまで「当たり前」と思っていたことを見直しました。
電車通勤は当たり前なのか?
暮らしと仕事が切り離されているのは当たり前なのか?
お給料とかキャリアとか、人生における優先順位実は低くていいかも!?
翌年、徒歩通勤できる仕事に転職しました。
満員電車のストレスから解放され、地元に根付いて仕事ができて良い選択でした◎

ちなみに、プライベートではそれまでのエコな暮らし方が活かせました。
電気代月300円の省エネ生活だったので停電は問題なし。電気の使い方を見直す人が増えたのでアンペアダウンの相談を受けることが増えました。東日本大震災後の1年ほどで27世帯が555アンペア下げました。
生理用ナプキンがお店から消えましたが、私は布ナプキンを使っていたので問題なし。「手持ちの使い捨てナプキンを被災地に送って自分は布ナプキンにしよう」と布ナプキンづくりワークショップを開催し布ナプキン人口が増えました。
生ゴミは非電化生ゴミ処理機「キエーロ」で100%処理していましたし、できるだけ自然エネルギーで暮らしたいと「ロケットストーブ」づくりワークショップを開催していましたが、それも災害時に役立つスキルでした。家族が経営するカフェで炊き出しとともにキエーロとロケットストーブも毎週被災地に届けていました。
小さなことでも自立していれば人の役に立つのだなと思いました。


山奥農家になった今は、ちょっとやそっとのことがあっても大丈夫という安心感があります。
食べ物もあるし水もあるし薪もある。道が分断されて孤立してもあまり問題なさそう。
事実、熊本地震の際はうちの集落は市街地への避難勧告を断ったそうです。
みんなお米をつくっているし、湧き水はあるし、山にはいくらでも薪がある。
便利じゃない暮らしに日々鍛えられているからこそ、何かあった時には強いのです。

高層ビルとコンクリートに囲まれた都会で地震が起きれば被害は甚大です。

でも・・・
住んでいるのが田舎だったら?
少しでも家庭菜園をしていたら?
普段から省エネ生活や自家発電をしていたら?


できるだけ食べるものを自給しよう。
できるだけエネルギーを自給しよう。
できるだけ家の近くで仕事をしよう。
なんなら自営業になろう。
できるだけ田舎に住もう。


そんな暮らし方に変えていく人がどんどん増えていくだろうと思います。
未来はあなたの手の中にありますよ。  
 
                       (記:村上牧子)