2023/01/01 00:00

2022年、皆様にとってどんな年だったでしょうか?

発酵農園、年明け早々から杉林の伐採という大仕事にとりかかりました。伐った後の山の片付け、大量の薪割り、薪小屋づくり、ログハウスの材にするための杉の皮むきと、2022年前半は杉にまみれていました。



10月頃から始まる収穫ラッシュから、3月頃まで続く発酵仕込みシーズンが発酵農園の農繁期。仕込みが落ち着いてきたら、今年新たに開墾した土地を田んぼに整備する作業。6月はギュッと濃縮された超農繁期で、梅干し、田植え、麦刈りで記憶がとぶ毎日です。9月になると台風に翻弄されて。あれ…ほとんど年中農繁期ですね^^

そんな合間を縫って、今年はビッグイベントがありました。菊池で、大盆踊り大会を開催したのです〜!

引っ越してくる前、鎌倉でイマジン盆踊り部のメンバーとして活動していた私(牧子)。3年ほど前から菊池でも「満月盆踊りの会」をつくって練習会をしたりしていたのですが、今年、時満ちてイマジン盆踊り部を招いて盆踊り大会を企画しました。誰もがとびきりの笑顔にならずにいられない、魂が喜ぶような、ただただ心が満ち足りるような盆踊りの輪を菊池の人にも体験してもらいたい!そういう欲望(押しつけ?笑)で突っ走ってみました。

結果は大成功〜!成功というのは、私の欲望が満たされるような最高の盆踊りが繰り広げられ、縁日もにぎわい飲食店はほぼ完売、コロナ禍での開催でしたが密になりすぎず、400台ほど用意した駐車場もちょうど良い出入りであふれかえることもなく。「小学生の子どもが今まで生きてきたなかで一番楽しかったと言っています」「今夜、ここが世界で一番平和な場所」などなど、嬉しい感想もたくさんいただき、何より駐車場警備の方の「こんなにお客さんが笑顔で帰られるイベントは初めてです」というお言葉が、どんな時空間だったかを物語っていると思います。

提灯の電気工事(市から紹介された業者さんだったのですが、「盆踊りを見たことがない中学生の息子にお祭りの景色を見せてあげたい」と破格で請け負ってくださいました)から櫓の大工さんたち(これも汗と涙のドラマがあり…FBとインスタで記事にしているので是非)、お知恵を貸してくださった地域の先輩方や準備や片付けを手伝ってくれた仲間たちまで、関わってくれたすべての方々がお氣持ちを注いでくださったおかげでの盆踊りでした。7月8月は発酵農園の仕事を放り出して準備に東奔西走していた私を支えてくれたジャー村と、お客様にも感謝です!!!

きくち盆踊りの様子、良ければこちらからご覧くださいませ。
FB:https://www.facebook.com/kikuchibonodori
インスタ:https://www.instagram.com/kikuchibonodori/

クラウドファンディング記事には、ジャー村との出会いも書いています。
https://motion-gallery.net/projects/kikuchibonodori

世間のニュースを見ていると無力感や憤りを感じることも多い2022年でしたが、山奥の暮らしは変わらないケの毎日があり、盆踊りというハレの日を自分で企画してみて祭りの意味が腑に落ち、脈々と受け継がれてきた人の営みを続けていくことの大切さが身に染みた1年でした。

これからも、踊り耕し醸す発酵農園をよろしくお願いします。
2023年も、皆様にとって素晴らしい年になりますように!