2022/02/05 00:00

二十四節気に味噌を仕込み始めて1年。
古来からの日本の暦を意識してみると、身の回りの自然にも敏感になりました。

森羅万象は、まず始めがあり、盛んになり、そうして終わる。
この「生、旺、墓」はそれぞれの季節にもあり、ひとつの季節が頂点を迎えた瞬間に次の季節が生まれ、
盛りを過ぎた季節は老いてゆき、次の季節の成長とともにゆっくりと入れ替わってゆく。

二十四節気の言葉をなぞると、昔の人が感じていた季節の気配が身近になります。
今日は立春。冬のピークの今、春が立ち上がってきた気配を感じられたでしょうか。
発酵農園では、寒さは厳しいものの明るい陽ざしを浴びながら味噌仕込みをしました。
ミツマタの淡い黄色のつぼみがふくらんできて、春はすぐそこ、と言っているようです。

今日から米味噌・麦味噌・白味噌の各種お味噌が出揃い販売開始です。
同じ分量で仕込んでもその時によって味が変わってくると思います。
お氣に入りを見つけていただけたら幸いです。