2020/12/11 15:50

12月12日より、やっと2020年度の新米販売開始します。

同時に、対象商品の送料無料キャンペーン第2弾(1月末日まで)がスタートします。
送料無料なので、期間中なんどもご注文くださいね。

送料無料キャンペーン第2弾は、こんなラインナップでお届けします。
◎今シーズン収穫の始まった干し椎茸
◎残りわずかとなった強力粉
◎今年は自信作!のさつま芋
◎大人気の玄米ぽんせん

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今年のお米づくりは、大きな変化が2つありました。

1つ目は、仲間たちと米づくりをしたこと。

「ここもやらんか」「あそこもやらんか」と声をかけられると断れない、発酵農園主ジャー村。
高齢化の進む農業界において、斜面の草刈りがきつい棚田は耕作放棄される一方なのです。
そんな中、若手のジャー村にはあちこちからお声がかかり、今年もたくさん田んぼを借りてしまいました。
気がつけば、全部で17枚。私たちだけではやりきれません。

折しも、世の中はコロナ騒動が始まった頃。
友人数人から、「自分の食べるものは自分でつくりたい。米づくりがしてみたい」と言われました。
それならば…6家族がそれぞれマイ田んぼを管理して、教え合ったり助け合ったりしながら米づくりをしてみようということで
「田んぼのわ きくち」が始まりました。

ほとんどの人は始めての米づくり。
お米の浸水から始まり、トラクターでの耕耘、実は一番きつい田んぼの「ならし」、けっこう難しい型付け、全員総出の田植え、
暑い季節の畦草刈りと草取り、感動の稲刈り、そして脱穀のフィナーレを無事に迎えました。
引っ越してしまう一家族以外は「来年もやる!」ということで、みんな米づくりのトリコになったようです。
収穫の喜びにきつい作業のことを忘れてしまう米づくりはお産みたいだね、と女性陣は言っています。

実は田植え真っ最中の夏至の日に、私(牧子)が足の親指を骨折してしまいました。
全治1か月半。田植えからの戦線離脱を余儀なくされました。
そんな時に、田んぼわの仲間たちが「ならし」、型付け、田植えを手伝ってくれて本当に助けられました。
ごはんや自然治癒グッズの差し入れも届けてもらったり、仲間がいることの有り難さが身に染みる米づくりになりました。


2つ目は、稲刈りにバインダーを導入したこと。

手植え手刈りを身上とする発酵農園ですが、稲刈りが終わらない!とバインダーを導入。
バインダーは稲を刈りながらヒモで結んでくれます。
手刈りだと3日かかるところを、バインダーなら1時間(ジャー村が高速なので)。
早かったです…

穂増は全部手刈りですが、旭一号の半分はバインダーを使いました。
「脱粒(穂から籾が落ちやすい)」が特徴の旭一号。
バインダーで刈った衝撃で、涙が落ちそうになるほど、籾も落ちました。

脱粒は、種を落として子孫を残そうとする植物本来の力。
品種改良されたお米は脱粒性も改良されているのですが、原種のお米はそうはいきません。
バインダーはとっても楽だけど、やっぱり原種のお米は手刈りだと感じました。


感謝と学びの米づくりでした◎